Johnny

ストーブ

2020/6/4

コールマン500の燃料漏れ|バルブステムのグラファイトパッキン補修

上の写真は1年以上も前にeBayで落札したコールマン500カナダです。 このモデルはオークションに出品されてもペイントロスが激しい個体が多い中、カナダグリーンが割と多く残っているように見えたので頑張って落札しました。 比較的状態の良い500だったので、メンテナンスリストの最後尾に記載したまま結構な時間が経ってしまいました。 まるまる2日かけて分解、洗浄、磨き、組み上げを終えたのですが、燃料バルブがスカスカでバルブステムのグラファイトパッキンが使用限界を超えていることがわかりました。 この状態で燃料を入れて ...

エキセントリックブロック

ランタン

2020/5/30

コールマン222|エキセントリックブロックのOリング劣化による燃料漏れ修理

4~5分ごとにポンピングしないと暗くなってしまうという、ピークワンランタン222Aのお問い合わせがショップにありました。 管理人が初めて手にしたコールマン製品でもあるカナダグリーンの222Aは、35年来の旅の相棒でもあり、管理人がもっとも愛するモデルです。 200Aなどのランタンと比べると、燃料タンクが格段に小さい222は、たしかにマメなポンピングが必要ではあります。 ただ、4~5分に1回ポンピングが必要というのは、おそらく何か問題があるはずです。 電話でやり取りをして、劣化が疑われたバルブステムのOリン ...

コールマン500

ストーブ

2020/5/24

錆ついて固着したビスやボルトのはずし方|コールマン500編

上の写真はeBayでゲットしたコールマン500。 悲しいかな、バルブノブの残骸が下に転がっているのがわかるでしょうか。 出品画像にはバルブノブも写っていたはずなのですが・・・。 もともと割れていたのか、日本への輸送中に割れてしまったのかわかりませんが、「Sold as is.」つまり現状渡しが約束であった以上しかたのないことですね。 予算よりも安い価格で大好きなスピードマスターが落札できただけで良しとします。 ビンテージコールマンを入手するといつかぶち当たるのが、錆びたネジやボルトが固着してはずせないとい ...

コールマンのシール剤

ストーブ ランタン

2020/5/22

ビンテージコールマンランタンやストーブの燃料バルブのシール剤

ショップのお客さんからいただいた問い合わせ。 燃料バルブとタンクの間にある白っぽい漏れ止め剤のようなものは何ですか? ちょうど上の写真にも写っている、バルブステムとタンクのつなぎ目に見える白っぽいもののことですね。 最近コールマン222を入手されたようで、分解してから組み上げるときにあらかじめ必要なものを用意しておきたいということでした。 222フリークがまたひとり増えたようで、なんだか嬉しくなります。 今回はコールマンランタンやストーブのシール剤についてのお話です。 オールドコールマンのメンテナンス オ ...

コールマン500ジェネレーター

ストーブ

2020/5/20

コールマン500|ジェネレーターコイルが固着してはずれない!

はじめは1台のコールマン222と1台のホエーブス725だけだった、マイビンテージコレクション。 気づけば仕事部屋の半分ほどを埋め尽くす数にまで成長しました。 ホエーブスと並んで特に惹かれるのが米国ではスピードマスター、カナダではスポーツマスターとして販売されたコールマン500。 ふとオークションで見かけて、星形八角ゴトクと美しいフォルムに一目ぼれしました。 管理人にとっては、見ているだけでワクワクするストーブです。 eBayで手ごろな個体を見つけては、コツコツ直しながらコレクションの数を増やしてます。 入 ...

コールマンファンネルのブルーフィルター

ファンネル

2020/12/15

コールマン純正No.0アルミファンネルのブルーフィルターが外れない!

モデル242ランタンや500ストーブなど、給油口の細いオールドコールマンを持つと必ず必要になるNo.0ファンネル。 ランタンやストーブに燃料を入れる脇役的な存在ではありますが、コールマン純正ファンネルには多くの種類があり、製造年代によって作りも様々。 管理人はランタンやストーブも大好きなのですが、ファンネルフリークでもあります。 この度はるばる海を渡ってやってきたのは、下の写真のカナダ工場製No.0アルミファンネル。 新しいファンネルをゲットしたら、まずは往年の汚れを綺麗に落としてあげたいもの。 ファンネ ...

コールマン222A

ランタン

2023/10/1

コールマンスパークイグナイター取り付け例|ピークワンランタン222A編

あれ?ライターどこ行った? ガソリンランタンや灯油ランタンにも、よくあるカセットガス式ランタンのような点火装置が付いていればと考える人も多いはず。 ライター要らずでランタンに点火できれば楽ですよね。 実は国内未発売なのですが、コールマンにはスパークイグナイターというランタン点火部品があるのをご存知でしょうか。 スパークイグナイターを装着している管理人の222Aで、実際の使用動画を撮影してみました。 スパークイグナイターはシアーズランタンなど、バーナーフレームに点火口が空いていれば、たいていのランタンに取り ...

ジェネレーター交換

ランタン

2020/5/5

コールマン222シリーズのジェネレーター交換に必要な工具と注意点

世間はGW真っただ中ですが、管理人は目下3台のピークワンランタン222Bの整備に追われてます。 早いとこやっつけないと、米国から入荷したストーブやらランタンやらファンネルに埋め尽くされた家の中が一向に片付きません^^; 今年はコロナウィルスの1件があるので、家に引きこもってオールドコールマンをいじっているのは管理人だけではないでしょう。 今回はコールマン222のジェネレーターネタになります。 割れたランタングローブ ジェネレーターネタに行く前に、ちょっとだけ海外の転送業者のお話です。 上の写真は米国転送会 ...

サイレントバーナーキャップ

ストーブ

2020/4/28

ホエーブス725用サイレントバーナーキャップ|ストーブの静音化

山で遭難した登山家が使うホエーブス725の音に捜索隊のひとりが気づき、その登山家が命拾いしたという逸話があるほど、725の燃焼音は大きいですよね。 全開で725を使っている時などは、目の前のパートナーと会話ができないほどです。 725独特のバーナーキャップ、ローラーバーナーが発する燃焼音は、もはや轟音と言ってもいいんじゃないでしょうか。 コンパクトで使い勝手の良い725をなんとか静かに使いたいと、古くから725の静音化は行われてきました。 今回はPhoebus 725の静音化と、725用サイレンサーのお話 ...

コールマン222のバルブステム

ランタン

2021/10/24

コールマン222AのバルブステムOリング交換手順|燃料漏れの修理

高校生のときから、もうかれこれ35年ほど愛用しているガソリンランタン、コールマンモデル222A。 登山やキャンプに持って行くのに邪魔にならないコンパクトなサイズで、小さいながらも頼もしく、独特の燃焼音を聞くたびに癒されます。 フィールドに映える鮮やかなパステルグリーン、カナダグリーンとも呼ばれますが、なんともいい感じの古い道具感を出してますよね。 メッシュスクリーンを自作したり、スパークイグナイターを取り付けたりしながら、222Aは今でも我が家の現役選手です。 しかし、さすがにノーメンテナンスというわけに ...

コールマンNo.0ファンネル

ファンネル

2020/4/22

コールマンNo.0ファンネルのフィルターを汎用スポンジで自作する

モデル500スビートマスター、242ランタンシリーズなど、給油口の細いビンテージコールマンを持ったら必ず必要になるのが、細い給油口に対応したNo.0ファンネルです。 通称「赤ランタン」として人気の200Aなど、現行モデルと同じ給油口サイズを持つモデルならNo.0ファンネルも必須ではないのですが、オールドコールマンにはやはりビンテージファンネルが似合います。 ただ、No.0ファンネルもすでに生産が終了しており、状態の良い個体の入手はだんだんと難しくなってきています。 オークションを覗くと、外観は良くてもブル ...

ホエーブスのデカール

ストーブ

2020/4/15

ホエーブス625/725のレストアに!シールタイプのリプロ品

オリジナルが水シールという、なんとも心もとないホエーブス625、725のタンクに貼られているデカール。 使っていれば燃料がかかったり、ときにストーブごと火だるまになったりして、デカールの面影すらなくなってしまった個体も多いんじゃないでしょうか。 かくいう管理人の場合、シールの糊がストーブに残るのが嫌で、買ったばかりの725のデカールをわざわざ剥がした記憶があります。 なので、約35年愛用する私の725は下の写真のようにタンクがツンツルテンです。 今になっては、なんでそんな馬鹿なことをしたのかと後悔の気持ち ...