コールマン500スピードマスター星形八角ゴトクの溶接修理
上の写真はレストア修理中のコールマン500スピードマスターのゴトク。 星形八角ゴトク、またスパイダーグレートと呼ばれる独特のフォルムです。 管理人は、この芸術的な星形八角ゴトクに魅せられてモデル500のコレクターになりました。 ゴトクは知っての通り常時高温にさらされるうえ、素材が鉄のため錆びやすく、使用に伴い痩せていく部品です。 中古で入手した多くの個体のゴトクは、下の写真のように少なからず変形していることが多いです。 また、経年により溶接部分が下の写真のように外れていることも多々あります。 現在は溶接部 ...
時代とともに変わるコールマンNo.0ファンネルのパッケージ
上の写真は1940年代のコールマンNo.0ファンネル。 素材は銅で、フィルターフレームも銅製のものが付属して出荷されていました。 オークションなどで見かける銅製ファンネルは、フィルターフレームが欠品しているものが多いですね。 製造時期によっては下の写真のようにフィルターフレームの下にメッシュフィルターが装着されていた個体もあり、銅製ファンネルの前に製造された鉄製ファンネルの名残かと思われます。 1950年代になるとファンネルの素材が銅からアルミへと変わっていきます。 素材が変わるにつれ、外箱のデザインも変 ...
コールマン508ストーブ2レバータイプのジェネレーター修理
上の写真は着火できなくなってしまったということで、ショップでお預かりしたモデル508。 とろ火ができるコールマン2レバータイプのストーブは、生産が終了してから人気急上昇中の名機です。 今回は508ストーブ2レバータイプのジェネレーター修理をご紹介します。 モデル400や505、576等同じ2レバータイプストーブの修理方法も同じです。 ストーブが着火しない原因 ストーブが着火しない原因は多々あり、面倒くさがらずにひとつひとつ切り分けて探って行くしかありません。 火力調整用の黒レバー部 上の写真 ...
【入荷情報】501刻印のレアな1962年8月製コールマン502未点火品
上の写真はモデル501から502への移行期に製造された、501刻印のレアな1962年8月製502未点火品。 レッドボーダーと呼ばれるコールマン初期デカールにも、ひび割れのない極上品です。 なんと、元箱&アルミケース付属のフルセットになります。 元箱に当時$9.99で売られていた値札も貼付してあって、趣があっていいです。 この時代の水シールデカールにはひび割れが入っているのが普通なのですが、奇跡の個体といったところでしょうか。 1か所わずかなペイントロスがありますが、永久保存版のコレクションにするか、思い切 ...
希少な400-5571 ピークワン 400ストーブ用バルブアッセンブリー
上の写真はコールマン400ピークワン用バルブアッセンブリー、品番400-5571。 Used品はヤフオク等でもよく見かけますが、NOS(新品長期保管品)とは一年に1回出会えるかといった感じでしょうか。 海外のコレクターから分けてもらったうちの1本は、15,000円という価格ではありますが、すでにショップからお買い上げいただきました。 モデル400には400A指定部品の400B5571、400B等ピークワンストーブ後期モデル指定部品の400-5551も使用可能ではあります。 ただ、400-5571では真鍮製 ...
【ヤフオク出品】コールマン400Aピークワンストーブ9/88製
管理人の仕事部屋は、常に整備待ちのランタンやストーブが山積みになっています。 修理やレストアに必要な部品も大量にストックがあり、「この間買ったあの部品、どこにしまったっけ・・・?」なんてことは日常茶飯事です。 確かに買った部品がいくら探しても出てこないなんてこともあり、結構な数の部品を家の中で紛失しています。 整理整頓が大切なのはわかっているのですが、「すぐ使うから・・・。」のまま行方不明になるパターンが多いでしょうか。 冒頭の写真もずいぶん前にeBayで落札した9/88製のコールマン400A。 足元付近 ...
【ヤフオク出品】コールマン400Aピークワンストーブ1/89製
炊飯をするソロキャンパーに特に好んで使われるストーブといえば、2レバータイプのコールマンピークワンシリーズ。 現行のモデルでは実現が難しい、いわゆるとろ火ができるのが人気の秘密。 昔から炊飯のコツとして「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな。」ということわざがありますが、とろ火ができる2レバータイプのピークワンはまさにうってつけのストーブなのです。 キャンプやBBQなどで大勢の食事を作るにはゴトクが小さすぎて向きませんが、1~2人での登山やソロキャンには、コンパクトなピークワンはぴったりでし ...
コールマン222などピークワンランタンのバーナースクリーン
上の写真はピークワンランタンのバーナースクリーン。 バーナーキャップに絶妙なサイズで押し込まれている部品です。 下の写真の赤丸で囲った部品の内側に付いています。 バーナースクリーンはネジ等で固定されているわけではないので、何かの拍子にポロっと落ちてくることもあります。 200Aなどのバーナースクリーンは現在もアフターマーケットで入手できますが、ピークワンランタン用のバーナースクリーンは流通していません。 かつて1個、紙パッケージ入りの単体部品のNOSを持っていたのですが・・・。 ショップのお客様から品番の ...
コールマン2レバーストーブ用ジェネレーター修理について
上の写真はコールマン576用ジェネレーター、品番505-5571。 レバー基部のグラファイトパッキン交換をするため、レバー基部をバーナーで熱し過ぎて一度バラバラになって送られてきた部品を修理したものです。 この505-5571や、同じく2レバーストーブ用ジェネレーターの508-5891(400-5891)は、もともとロウ付けで構成された部品なので、バラバラになってしまっても修理可能です。 ショップでも1か所5,000円から、ロウ付け作業をお請けしています。 コールマン2レバーストーブ用ジェネレーターの修理 ...
コールマンカッパー(銅製)ファンネルはモデル500や242のマストアイテム
上の写真は1940年代に製造された、コールマンのNo.0ファンネル未使用品。 現在ヤフオクに出品中の個体です。 ファンネル本体だけではなく、フィルターフレームも銅でできています。 コールマンのNo.0ファンネルといえばアルミ製を思い浮かべるかもしれませんが、アルミの前は銅、銅の前は鉄素材で作られていました。 モデル500や242の小径給油口にはアルミ製No.0ファンネルも使えますが、やはりストーブやランタンが製造された当時のファンネルを使うと趣があるのではないでしょうか。 銅製のNo.0ファンネルには銅製 ...
破損したコールマン222真鍮バルブノブのロウ付け修理
上の写真はコールマン222ピークワンランタンのバルブステム。 バルブノブは回るのに、中のエキセントリックブロックが固着して取り出せないということでお預かりしたもの。 もしもエキセントリックブロックが固着していたら、バルブノブが回るはずはないのですが・・・。 まずはバルブノブの真鍮部品を取り出してみます。 コールマン222をよくメンテナンスしているのであれば、すぐに部品の違和感に気づくでしょう。 下の写真がわかりやすいですが、エキセントリックブロックを上下させる突起が欠損しています。 エキセントリックブロッ ...
コールマン製品のクオリティー|モデル500スピードマスター編
上の写真はメンテナンス中のコールマン500Bカナダ工場製のバーナーフレーム。 よく見ると、真ん中にごみのようなものが見えるかと思います。 すぐに取れるかと思いきや、なんと鋳物のバリで突っついたぐらいでは取れる気配がありません。 ガスの通り道なので、リューターなどで削り取るのがよさそうですが、やがて朽ちていくものとしてこのままにしておくことにします。 下の写真も同じ個体のバーナーフレームの別の部分。 ジェネレーター先端が刺さる部分ですが、角にバリがあるのがわかるでしょうか。 燃焼に直接影響はないものの、上述 ...