ストーブ

コールマン508ストーブ2レバータイプのジェネレーター修理

コールマン508

上の写真は着火できなくなってしまったということで、ショップでお預かりしたモデル508。

とろ火ができるコールマン2レバータイプのストーブは、生産が終了してから人気急上昇中の名機です。

今回は508ストーブ2レバータイプのジェネレーター修理をご紹介します。

モデル400や505、576等同じ2レバータイプストーブの修理方法も同じです。

 

ストーブが着火しない原因

ストーブが着火しない原因は多々あり、面倒くさがらずにひとつひとつ切り分けて探って行くしかありません。

火力調整用の黒レバー部

黒レバー

上の写真は火力調整用の黒レバー部。

黒レバー火力基部から燃料漏れと、火力調整も効かなくなったということでしたので、まずは黒レバー部をチェック。

六角ナットの締め込みしろが残っていないのがわかるでしょうか。

燃料漏れの原因は、これ以上六角ナットを締め込むことができないためです。

コールマン社ではジェネレーターアセンブリーごとの交換を推奨していますが、内部のグラファイトパッキンを再充填する手もあります。

下の写真は同じ508のグラファイトパッキンを再充填したあとのもの。

コールマン508

六角ナットの締め込みしろが増えているのがわかるでしょうか。

六角ナットを締め込むことができないのはストーブが着火しない原因ではないので、次にジェネレーター不良を疑います。

ジェネレーターのチェック

ジェネレーター

ジェネレーターを取り外し、上の写真のように黒レバーをCLEAN側にしてみます。

クリーニングニードルがちゃんと出ていますので、正常な動作です。

次に黒レバーをLIGHT/HI側に動かしてみます。

ジェネレーター

上の写真のように黒レバーをLIGHT/HI側に動かしても、クリーニングニードルが出たまま動きません。

このことから、黒レバーが折れているか、クリーニングニードルがエキセントリックブロックから抜けて、ガスティップ(ジェネレーター先端部品)の挟まっているかのいずれかの可能性が濃厚です。

黒レバー基部の六角ナットを緩めてみます。

黒レバー基部の六角ナット

案の定、黒レバーが折れていました。

ストーブが着火しない原因は、クリーニングニードルがガスティップ内にある状態で黒レバーが折れてしまったためと思われます。

黒レバーリプレースメント品の作成準備

黒レバーが折れてしまったためストーブが着火しないのであれば、黒レバーのリプレースメント品を作成すれば修理可能です。

ストーブが着火しない原因は他にあるのかもしれませんが、疑わしき項目をひとつひとつ潰していくしかありません。

燃料バルブからの燃料吐出は最初に確認してあります。

必要なもの

黒レバーリプレースメント品の作成に必要なものは、以下の2つです。

・2.2~2.3mmのステンレスワイヤーなど
・グラファイトパッキン素材

あったほうがいいものは1つ、ワイヤー曲げツールです。

以下、詳しく解説していきます。

黒レバー素材

2レバージェネレーターの黒レバーは、純正が約2.3mm径です。

ギリギリ2.0mmが使えるかと思いますが、細いワイヤーだと隙間からグラファイトパッキンがはみ出しやすくなります。

素材は2.2~2.3mmのステンレスワイヤーなどが加工しやすいかと思います。

ショップでの修理では、2.3mmのステンレスワイヤーを使用しています。

いい素材が見つからない場合には、ショップでの修理用にカットしたものを小売りしますので、ご相談いただければと思います。

グラファイトパッキン素材

グラファイト素材はシート状のもの、テープ状のものなどありますが、厚さが薄いものが作業しやすいかと思います。

ショップでは厚さ0.4mm、幅約6mmの粘着テープ付きリボンを使用しています。

以下のURLより、当方が使用しているグラファイトパッキン素材ご購入いただけます。

グラファイトパッキン素材 幅6mm×厚さ0.5mm×長さ30cm 固定しやすいシール付き

あったほうがいいものはワイヤー曲げツール

ワイヤー曲げツール

上の写真は黒レバーリプレースメント品の先端を加工しているところ。

ジェネレーターエキセントリックブロックの動作量を決める重要な個所です。

ワイヤーの曲げ具合で火力調整の加減も変わってきます。

ラジオペンチ2本でできないこともありませんが、ワイヤー曲げツールがあれば作業効率が格段に上がります。

500円ほどで買える工具なので、持っておくと色々と使い道があります。

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黒レバーリプレースメント品の作成方法

黒レバーリプレースメント品の作成方法については、以下の記事で詳細写真とともにご紹介しています。

2レバータイプの508ストーブでの事例ですが、モデル400や505、576等同じ2レバータイプストーブの黒レバーリプレースメント品も同じ手順で作成できます。

黒レバー
コールマン2レバーストーブの破損した黒レバーリプレースメント品作成

上の写真はショップに預かり修理のご依頼があった、2レバータイプのコールマン508ストーブ。 とろ火ができるコールマンの2レバーストーブは、生産が終了してから一段と人気が高まった感があります。 生産が終 ...

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ジェネレーター修理完了後の燃焼確認動画

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