Johnny

ストーブ

2022/7/25

固くて回らないコールマン500の燃料バルブの外し方

上の写真は短期間のみ製造されたレアなコールマン500、カナダ工場製のシーフォームグリーンモデルです。 コールマン500に限らず、オールドコールマンのタンクにねじ込まれている燃料バルブの取り外しには、苦労することが多いのではないかと思います。 力任せに燃料バルブを回すと、タンクが変形してしまうこともあります。 燃料バルブがスムーズに回らないのは、燃料バルブに塗布されている燃料バルブが原因であることも多いです。 そもそも取り外しを想定していないのか、経年により硬化してしまったのかわかりませんが、接着剤のような ...

コールマン508と400

ストーブ

2022/7/21

コールマン508の黒レバー破損修理と400のグラファイトパッキン交換

上の写真は2台まとめて修理のご依頼をいただいたお預かり品。 コールマンの名機508と400、いずれも人気の2レバーストーブ。 とろ火ができるストーブとして、フィールドでお米を炊くキャンパーには特に人気があります。 しかし、どんな道具もノーメンテで使い続けることはできません。 先の508は黒レバーが折れてしまい、400は黒レバー基部からの燃料漏れが止まらないということでショップでお預かりしました。 コールマン2レバーストーブのジェネレーター修理については、毎日のようにお問い合わせをいただきます。 2レバー用 ...

コールマン2レバージェネレーター

ストーブ

2022/7/8

修理事例|コールマン2レバージェネレーターのグラファイトパッキン交換

上の写真はショップでお預かりしたコールマン400Aのジェネレーターレバー基部。 六角ナットの締め込みしろが全くない状態です。 黒レバー基部にはグラファイトパッキンが挿入されており、六角ナットを適度に締め込むことでパッキンの機能を果たします。 グラファイトパッキンの素材は黒鉛なので、鉛筆と同じように使用に伴い摩耗していきます。 冒頭の写真のように六角ナットの締め込みしろがなくなった時が、グラファイトパッキンの摩耗限界、つまり部品の寿命です。 コールマン社ではジェネレーターごとの交換を推奨していますが、ご存じ ...

ジェネレーター修理

ストーブ

2022/6/26

コールマン2レバージェネレーターのロウ付け、黒レバー折れ修理

上の写真はショップでお預かりしたコールマン2レバージェネレーター。 2レバーピークワンストーブ用ジェネレーター400-5891、508-5891、505-5571などは、新品はもちろん中古品ですら10,000円を超えるようになりました。 なので、直して使おうというユーザーも多いのですが、失敗すると冒頭の写真のように黒レバーを折ってしまったり、ロウ付け部品がバラバラになったりします。 そのような場合、黒レバー折れについては代替品の作成、バラバラになった部品はロウ付けで修理可能です。 内部のエキセントリックブ ...

ジェネレーター修理

ストーブ

2022/6/11

コールマン2レバーストーブピークワン400Aジェネレーター破損事例

上の写真はヤフオクでご落札後に動作不良で返送されてきた、400Aジェネレーター基部。 目視でわかる亀裂というより、破断のほうが適切な表現かもしれません。 管理人が動作確認した際に撮影した動画は以下になります。 もしも冒頭写真のようなクラックが最初から入っていたのであれば、とても撮影どころではなかったでしょう。 落札者様いわく、ジェネレータージャムナット付近から小さな火が出たため、いったん消火してジャムナットの増し締めを行ったとのこと。 ところがジャムナットの増し締めを行ったあと、燃料が漏れる量が増え、ジャ ...

ストーブ 入荷情報

2024/1/18

コールマン500カナダ1947年3月製シーフォームグリーンモデル

上の写真は1947年3月製コールマン500カナダ、レアなシーフォームグリーンモデル。 色についてはパステルグリーンともいわれます。 管理人は1947年2月と3月の刻印しか見たことがありませんが、シーフォームグリーンモデルは2年間ほど製造されたと聞いたこともあります。 いずれにしても短期間のみ製造されたレアなモデルです。 冒頭の写真は、ショップにシーフォームグリーンのコールマン500をお探しのお客様向けにレストアしたものになります。 もともとは以下のような状態でした。 シルバーの耐熱塗装には抵抗があるとのこ ...

200Aのディレクションディスク

ランタン 入荷情報

2024/1/18

コールマン200Aファン待望のディレクションディスクのリプロ品

ビンテージコールマンといえば200Aというぐらい、通称「赤ランタン」にハマっているユーザーは多いんじゃないかと思います。 管理人はなぜか200Aには興味が湧かず、モデル222ピークワンランタンにハマってます。 ランタンやストーブ関連のネットショップを運営していますので、少なからず200Aのパーツも取り扱っています。 2~3年前には簡単に手に入った200A用の新品バルブなども、今や入手困難な超希少パーツのひとつです。 冒頭写真のディレクションディスク、コールマン品番220A172も中古ですらなかなか出てきま ...

コールマン500

ストーブ

2022/5/14

コールマン500が燃焼しない!タンクの大きさに見合った量の燃料を

上のストーブは管理人の愛するコールマンモデル500。 独特の星形八角ゴトクとメッキの美しさに魅せられ、コレクターになったモデルです。 ヤフオクやeBayを覗くと、このモデルにハマっているのは管理人だけではないと確信できます。 管理人の場合、入手したボロボロの個体をレストアして動作品にすると、ある程度の所有欲が満たされるため、ショップやヤフオク等に出品したりしています。 先日もヤフオクでスピードマスターをご落札いただいたのですが、落札からほどなくして点火できないというご連絡をいただきました。 整備から時間の ...

コールマン576

ストーブ

2022/4/15

コールマン576に400用508-5891ジェネレーターを取り付ける

上の写真は1977年製コールマン576。 とろ火ができるストーブとして未だ人気の衰えることない、ピークワンストーブの原点ともいえるモデルです。 写真をよく見ていただくとわかりますが、576用ジェネレーター505-5571ではなく、モデル400等に使う508-5891(400-5891)を取り付けています。 576ユーザーから手持ちの508-5891ジェネレーターを、何とか576に取り付けられないかとショップにご相談いただいた個体です。 508-5891(400-5891)と505-5571は燃料バルブの口 ...

ファンネルロウ付け修理

ファンネル

2022/4/12

スカイラー&コールマン鉄製No.0ファンネル給油口のロウ付け修理

上の写真は1920年代に製造された、鉄製のコールマンNo.0ファンネルです。 スカイラー社パテントをコールマン社がOEM生産したもので、「SCHUYLER PAT.」の刻印があります。 およそ100年前に作られた鉄製品なので、外も中もサビサビです。 鉄製No.0ファンネルは、ファンネル好きの管理人が非常に惹かれるモデルです。 オリジナルは綺麗な銅コーティングが施工されているのですが、現在入手できる個体で銅コーティングが綺麗に残るものは稀です。 アルミ製No.0ファンネルより幾分大きいので、管理人的には使い ...

プロパンランタン

ランタン

2022/4/9

コールマン5414の部品を使ったピークワンランタンのプロパン化

上の写真はプロパンランタンのコールマン5414。 いつの間にかビンテージランタンの仲間入りをしていた、ピークワンランタンとの姉妹機です。 ジェネレーターこそ違いますが、バーナーフレームから上はピークワンランタンとの共通部品で構成されています。 ぱっと見、モデル222と見間違えそうですよね。 コールマン5414の概要 モデル5414と222、どちらが先に製造されたのか不明ですが、222の部品に品番5414で始まるものが多いことから、プロパンランタンの5414が先に製造されたものと思われます。 222の部品で ...

オールドコールマンのロウ付け

ストーブ

2022/3/30

コールマン500のクラック修理|フィードチューブからの燃料漏れ

上の写真は1941年製コールマン500、レアなアイボリーカラー。 ヤフオクやeBayで、数年に1回出てくるかどうかという個体数の少ないモデルです。 未整備のまま倉庫に眠らせていたのを思い出し、引っ張り出しました。 入手時には薄汚いサビサビの個体でしたが、レストア作業をしてみると、オリジナルの耐熱ブラック塗装もほどよく残っていて、アイボリーペイントの状態もまあまあといったところでしょうか。 クリーニング時に外観でダメージのある部品はなかったので、順調に組みあがりとなりました。 燃料を入れて試験点火も順調にと ...