ストーブ

コールマン2レバーストーブピークワン400Aジェネレーター破損事例

上の写真はヤフオクでご落札後に動作不良で返送されてきた、400Aジェネレーター基部。

目視でわかる亀裂というより、破断のほうが適切な表現かもしれません。

管理人が動作確認した際に撮影した動画は以下になります。

もしも冒頭写真のようなクラックが最初から入っていたのであれば、とても撮影どころではなかったでしょう。

落札者様いわく、ジェネレータージャムナット付近から小さな火が出たため、いったん消火してジャムナットの増し締めを行ったとのこと。

ところがジャムナットの増し締めを行ったあと、燃料が漏れる量が増え、ジャムナットの上部から霧状に吹き出すように症状が悪化したそうです。

ジャムナットの増し締めを行ったのに、燃料が漏れる量が増えるというのは考えづらいとお返事しました。

コールマン400Aのジェネレーター400-5891、508-5891は素材の厚さがコンマ数ミリの非常に薄い真鍮管でできています。

バルブステムとジェネレーター、双方の適度に柔らかい真鍮素材が潰れあうことによってパッキンの役目を果たしています。

なのでバルブステムとジェネレーター、どちらかの素材に潰れるだけの体積がなくなってしまった時が部品の寿命です。

多くの場合、テーパー部分がジャムナットの締め込みにより潰れ切って、ジェネレーターがバルブステムより先に寿命を迎えます。

ジェネレーターのテーパー部分が潰れ切ってしまうと、ジャムナットをいくら締め込んでも燃料漏れが止まらなくなるので、すぐにわかります。

なのでジェネレータージャムナットを必要最低限の締め込みに留めることが、ジェネレーター寿命を延ばすことにつながります。

2レバージェネレーター黒レバー部のグラファイトパッキン締め込みナットも、同様の理由から必要最低限の締め込みに留めることが賢明なメンテナンスになります。

落札者様ご指摘の、ジェネレータージャムナット付近から小さな火が出るという症状は、ジェネレーターの寿命でない限り、わずかな増し締めで解決できます。

管理人がオークションやショップに出品するストーブは、NOSを除きすべて燃焼確認を実施しています。

上述の通り、ジャムナットやグラファイトパッキン締め込みナットは、必要最低限の締め込みに留めていますので、燃焼確認時に燃料漏れがなくてもいずれは増し締めが必要になります。

ジャムナットやグラファイトパッキン締め込みナットの増し締めは、使用に伴いオーナー様がご自身で手軽にンテナンスできる範疇かと思います。

自動車やバイク購入後にタイヤの空気圧を自分で管理するのと同じでしょうか。

ジェネレーター破損の原因

ジェネレーター

上の写真はヤフオク出品時と、返送されてきた後に撮影したジェネレーター部。

落札者様からのジャムナットの増し締めを行ったのに、燃料が漏れる量が増えるという症状に当初から違和感を感じており、どうしたらそんなことになるのか探ってみました。

下の写真の左右を見比べると、ジェネレーターが正面左から右に押されて曲がっているのがわかるでしょうか。

ここからは管理人の推測になり落札者様に確認していませんが、部品の破損状況と落札者様とのやりとりがすべてあてはまるかと思います。

以下の写真のようにジャムナットの増し締めを行うと、華奢な真鍮素材のジェネレーターはあっけなく破損します。

増し締め手順

指でジェネレーター管を押しながらレンチに力をかけるので、ジャムナットの付け根からジェネレーターがポッキリ折れるか、ちょうど今回のように折れないまでもクラックが入ることになります。

ジェネレーターが正面左から右に押されたのは、下の写真を見てもよくわかります。

ジェネレーター

落札者様にもお伝えしましたが、ジャムナットの取り扱いには、バルブステムとジャムナットそれぞれにレンチをかけて作業する必要があります。

正しいジェネレータージャムナットの増し締め手順

ジェネレータージャムナットの増し締め、もしくは緩めには必ず2本のスパナを使用します。

今回は増し締め手順をご紹介しますが、緩めの考え方も同じです。

バルブステムとジャムナットが供回りしたり、ジェネレーターに負荷をかけないよう、バルブステムに1本、ジャムナットに1本をかけ、下の写真のようにレンチのみを操作して増し締めします。

増し締め

増し締め

増し締め

モンキーレンチでもいいのですが、ピークワン400Aであれば、1/2インチと7/16インチのスパナを用意するのがベストです。

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根元から破断してしまった今回の部品は、ロウ付けで修理できるか微妙なところです・・・。

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