コールマン500のクラック修理|フィードチューブからの燃料漏れ
上の写真は1941年製コールマン500、レアなアイボリーカラー。 ヤフオクやeBayで、数年に1回出てくるかどうかという個体数の少ないモデルです。 未整備のまま倉庫に眠らせていたのを思い出し、引っ張り出しました。 入手時には薄汚いサビサビの個体でしたが、レストア作業をしてみると、オリジナルの耐熱ブラック塗装もほどよく残っていて、アイボリーペイントの状態もまあまあといったところでしょうか。 クリーニング時に外観でダメージのある部品はなかったので、順調に組みあがりとなりました。 燃料を入れて試験点火も順調にと ...
コールマン2レバー用ジェネレーターの火力調整レバー破損修理
上の写真はショップにてグラファイトパッキン交換でお預かりしたコールマン2レバー用ジェネレーター。 コールマンジェネレーター品番400-5891または508-5891(508-589C)です。 グラファイトパッキン交換でお預かりしたのですが、ご覧のように火力調整レバーが折れています。 ショップでお預かりしたランタンやストーブ、部品はいじる前に状態確認をします。 黒レバーを動かしてもニードルが動かない場合、内部でレバーが折れている可能性が大です。 今回も分解する前にお客様にご了承をいただいてから、破損した黒レ ...
刻印漏れ?製造年月不明のコールマン500スピードマスター
上の写真はホエーブスと並んで管理人の愛するコールマン500スピードマスター。 独特の星形八角ゴトクとメッキの美しさに目を奪われます。 モデル500にはタンクがクロームメッキのほかコールマングリーン、アイボリー、カナダ工場製のシーフォームグリーンなどがあります。 やはりクロームメッキモデルが一番500らしいかなと、個人的には思います。 モデル500にはタンク側面に製造年月の刻印があり、製造年下2桁に続くアルファベットのA、B、C、Dから、その年のどの時期に製造された個体かわかるようになっています。 例えば4 ...
コールマン500が燃焼しない!バーナー内の異物除去修理
上の写真はコールマン500のバーナーキャスティング、品番500-326。 点火しないとのことでショップでお預かりした、1950年製モデル500のUsed品。 中古で入手したコールマン500のレストアは、バーナー周りの錆取りが必須です。 手を抜いて適当に組み上げても、バーナー周りに錆が残っていたりすると、赤火が出たりして綺麗に燃焼しないことが多いです。 見落としがちなのが、先ほどのバーナーキャスティング内部。 ジェネレーターが入る穴から内部を覗いてみると、下の写真のように何やら白っぽい綿のようなものが見えま ...
なぜに五角?オプティマス323の燃料キャップの安全弁(SRV)
上の写真はオプティマス323の燃料キャップ。 古い液燃ストーブには装備されていることの多い安全弁が付いています。 安全弁はその名の通り、万が一の際にタンク内圧を逃がす重要な役割を担う部品です。 安全弁はSRV(Safety Relief Valve)などとも呼ばれます。 内部に経年劣化するパッキンがあるため、多くのモデルの場合メンテナンスしやすい形状のはず・・・。 オプティマス323の燃料キャップ オプティマス323の燃料キャップをよく見てみましょう。 さらに拡大して見ます。 なんと、六角レ ...
コールマン400Aのエキセントリックブロック修理完了品
上の動画はショップでお預かりしたコールマン400A。 ジェネレーターのグラファイトパッキン交換作業中に部品を壊してしまったようです。 黒レバーのみが抜けてしまい、強引にジェネレーターに戻したところ、エキセントリックブロックとニードルが変形してしまったとのこと。 エキセントリックブロックの変形を修正、ニードルを再生して無事に直りました。 合わせて下の写真にあるジェネレーターのグラファイトパッキン交換、燃料バルブのグラファイトパッキン交換もご依頼いただきました。 コールマンの2レバー系ストーブを中古で入手する ...
オプティマス323の消火不良修理|燃料バルブをOFFにしても消えない!
管理人はコールマンとホエーブスが専門ではありますが、他のオールドランタンやストーブの修理のご相談をいただくこともあります。 今回は燃料バルブをOFFにしても消火できないオプティマス323の修理事例をご紹介します。 オプティマス323ってどんなストーブ? オプティマス323はスウェーデン製のシングルバーナーで、コールマンの2レバー系ストーブに対抗した製品と評されています。 見れば見るほど、構造が2レバー系ピークワンストーブに似ているのがわかります。 ただ、ジェネレーターが単体で取り外せないなど ...
コールマンピークワンストーブジェネレーターの黒レバー折れ修理
上の写真はショップでお預かりしたジェネレーター、コールマン508-5891。 モデル400、400Aに使用されるジェネレーターで、分解洗浄後のもの。 黒レバーのちょうどグラファイトパッキンが入る位置で折れています。 なぜかそのあたりに溝が切ってあり、グラファイトパッキンを交換しようと黒レバーを引き抜く際に、よく破断します。 ショップに修理で入ってくるジェネレーターの9割が、破断した黒レバーの再生修理になります。 黒レバーの再生修理は、過去にいくつかの記事でご紹介していますので、あわせてご覧いただければと思 ...
コールマン508-5891(400-5891)ジェネレーターのニードル修理
上の写真はショップにてお預かりした、コールマン2レバーストーブ用ジェネレーター508-5891(400-5891)のクリーニングニードル。 上が修理完了品、下が動作品から取り外した純正品。 以下、修理内容の確認画像です。 505-5571、508-5891、400-5891などコールマン2レバーストーブ用ジェネレーターの再生修理は多くの実績があります。 黒レバーの破損、ロウ付けの剥がれ、グラファイトパッキン摩耗による燃料漏れ等、たいていは修理可能です。 新品ジェネレーターへの交換前にご相談いただければと思 ...
コールマン400Aのジェネレーター400-5891の黒レバー折れ修理
上の写真はショップでお預かりしたコールマン400Aのジェネレーター、400-5891。 ユーザー様ご自身でのグラファイトパッキン交換に伴う黒レバー引き抜き時に、折れてしまったものです。 拡大した下の写真ではわかりずらいですが、黒レバーの中ほどに何故か溝が掘ってあり、折れる個所は決まってその溝の部分です。 ピークワンストーブ用2レバージェネレーターは品薄に加えて価格が高いこともあり、ショップには毎日のように修理のご相談をいただきます。 黒レバーが折れてしまったり、ロウ付けが取れて部品がバラバラになってしまっ ...
コールマン500用燃料バルブ500-2531&412-2531
上の写真は2/69製コールマン500カナダのUsed品。 バルブノブの赤色に違和感を持つかもしれません。 前オーナーが適当なバルブノブを付けたわけではなく、赤色バルブノブもコールマン500の指定部品です。 コールマン500バルブノブの種類 コールマン500の正式なバルブステムは品番500-2531です。 初期のモデルにはバルブノブとステム一体成型のもの、カナダモデルの一部や500Bなどの後期型にはバルブノブをステムにねじ止めするタイプのものが装着されています。 ステムナットは真鍮製のものとメッキ加工が施さ ...
コールマン2レバージェネレーターのロウ付け修理&グラファイトパッキン交換
上の写真はショップに修理のご依頼をいただいた、コールマン2レバーストーブ用ジェネレーター。 グラファイトパッキンの交換をしようとトーチバーナーであぶり過ぎて、部品のロウ付けが溶解してしまったようです。 やっちまったあ~。 と、部品を捨ててはいけません。 コールマン2レバーストーブ用ジェネレーターは、もともとがロウ付けで製造されているので、分離してしまった部品をロウ付けし直せば元通り使用できます。 400-5891、508-5891などの新品ジェネレーターは流通在庫を探すしかなく、見つかったとしても2022 ...