ランタン

コールマン222ピークワンランタンのジェネレーターニードルの作成

コールマン222A

上の写真は高校生の時に手にしたコールマン222A。

大きなトラブルもなく、今年で37年目になります。

バルブステムやエキセントリックブロックのOリングの交換のみで、すこぶる好調に動作しています。

メンテナンスらしいメンテナンスといえば、フューエルチューブを37年の間に2回清掃したぐらいでしょうか。

ジェネレーターも購入時に装着されていたG2Aを現在も使用しています。

しかしながら、下の写真のようにとうとうジェネレーターニードルのクリーニングワイヤーが欠損してしまいました。

クリーニングワイヤーが欠損

本来は下の写真のように、ニードル先端にクリーニングワイヤーが挿入されています。

ニードル先端

モデル222AのGas Tip(燃料吐出口)の穴径は、わずか0.005インチ(約0.13mm)ほど。

髪の毛ほどの穴に通るクリーニングワイヤーの径は、さらに小さく約0.1mm。

ジェネレーターニードルのGas Tipに挿入される部分の太さが約1.2mm。

クリーニングワイヤーが欠損したニードルに、クリーニングワイヤー用の穴を開ける作業は難易度が高そうです。

今回は1.2mmの真鍮管を加工して、G2/G2A用ジェネレーターニードルのリプレースメント品を作成してみました。

材料

G2/G2A用ジェネレーターニードルのリプレースメント品作成に必要なのは、クリーニングワイヤーが挿入できる中空の金属管。

そして、クリーニングワイヤー用の細い金属線。

少量で調達するとなると、価格面からなかなか適当な素材がないものです。

ニードル用の素材

上の写真のニードル用の素材は純正と同じ真鍮で、太さ1.2mm、0.1mmのクリーニングワイヤー用の穴をやや大きめにした特注品です。

モデル502ストーブのジェネレーターニードル作成にも使えるかと思います。

クリーニングワイヤーには、ステンレスより丈夫なチタン製0.1mmを選びました。

エキセントリックブロック用フックの加工

純正ニードルのエキセントリックブロック用フックは、上の写真のように「コの字」型にプレス成型されています。

「コの字」に加工されている目的は、エキセントリックブロックの穴に引っ掛けるためと、ニードルをジェネレーター管の中央に持ってくるためです。

必ずしも「コの字」に加工しなくても、純正と遜色ない動作をするニードル作成は可能です。

今回作成したリプレースメント品は、「変形L字」型フックに加工しました。

まずは下の写真のように、ニードルとなる真鍮管の先端をL字に曲げます。

L字に曲げる

上の写真で使用している工具は「Zベンダー」という工具で、RC模型のリンケージ加工でよく使われる工具です。

可能な限り鋭角なL字に曲げられればベターです。

Zベンダーがなくても、ラジオペンチ2本で加工可能かと思います。

真鍮管の先端をL字に曲げたら、ニードルをジェネレーター管の中央に持ってくるため、下の写真のように「変形L字」型フックに加工します。

変形L字型フック

変形L字型フック

長さを合わせてニードルを切断する

変形L字型フック加工ができたら、ニードルとなる真鍮管を上の写真のように純正と同じ長さにカットします。

カットに使う工具はニッパーやペンチでもいいのですが、下の写真のような切断面がつぶれないケーブルカッターを使うのがおすすめです。

ケーブルカッターを使えば、やすり等で切断面を研磨する作業が不要になります。

ケーブルカッター

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真鍮管をカットしたら下の写真のように純正品と重ねて、必要であれば金属やすりで長さを調整します。

0.5mm程度のわずかな誤差は許容範囲かと思います。

純正品との比較

ニードルの面取り

ニードルの面取り

ガスティップに入るニードル先端部分は、上の写真のように金属やすりで面取りをしておきます。

面取りをしておかないと、組み上げ時にニードルがガスティップに引っかかることがあります。

また、切断時のバリが悪さをすることもありますので、ひと手間かけてやるのがいいです。

クリーニングワイヤーを挿入する

クリーニングワイヤーを挿入する

カットした真鍮管にクリーニングワイヤーを挿入します。

0.4mmの穴に0.1mmのチタンワイヤーを挿入しますが、くにゃっと折れると強度が弱くなりますので、曲がらないよう慎重に挿入していきます。

チタンワイヤーを挿入

カットした真鍮管にクリーニングワイヤーが上手く挿入できたら、上の写真のように長さを決めてカットします。

クリーニングワイヤーの長さは純正で3.5~4mmほど。

個体によってばらつきがあり、4mm前後でカットしておけばいいかと思います。

クリーニングワイヤーをカシメる

真鍮管に挿入したクリーニングワイヤーは、ラジオペンチなどの刃がない隙間等に挟んでカシメて固定します。

この辺りは使う工具、材料によっても微調整が必要なので、何本か作ってみるしかないでしょう。

真鍮管を大きく変形させず、かつクリーニングワイヤーが抜けない圧着が必要です。

下の写真のような感じに仕上がればいいでしょう。

クリーニングワイヤー

組付け調整

組付け調整

エキセントリックブロックの穴に引っ掛ける変形L字型フックの長さは、上の写真のようにエキセントリックブロックからはみ出さない長さが適正です。

長すぎるとバルブステムと干渉し、短すぎるとエキセントリックブロックの穴から抜けてしまいます。

やや長めにカットしておいて、下の写真のように金属やすりで微調整をしていくのがおすすめです。

金属やすりで微調整

動作確認

ジェネレーターニードル

上の写真は純正品とリプレースメント品の比較写真。

純正品より0.2mm細い真鍮管での作成でしたが、純正品と遜色ない動作をします。

以下の燃焼確認動画をご覧になってみていただければと思います。

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