ストーブ

クラックが入ったジェネレータージャムナットのロウ付け修理|コールマン500編

コールマン500

上の写真は管理人の愛するストーブのひとつ、コールマン500スピードマスター。

国内海外のオークションでも、じわじわと相場価格が上がってきています。

状態の良さげな個体を見つけてはコレクションしていますが、状態を写真で判断するしかないオークションでは、時にハズレをつかまされることもあります。

外観が綺麗であっても、きちんとメンテナンスされてきた個体かどうかは、火を入れてみないとわからないこともあります。

オリジナルへのこだわり

今回ショップに預かり修理でやってきたのは、ジェネレーター取り付け部から火が出るというモデル500。

上の写真のようにジェネレータージャムナットにクラックが入っていたのが原因ですが、ジャムナットのクラックをロウ付けで埋めて修理しました。

ジェネレータージャムナットは過度に締めこむとクラックが入ることがあります。

できれば新品に交換したいところですが、コールマン500用ジェネレータージャムナットは単なる真鍮ナットながら、そこそこいい値段になります。

また、ビンテージストーブやランタンは、部品1点でも新品に交換した時点でオリジナルではなくなってしまうと管理人は考えます。

なので、修理可能な部品は修理して使うというスタンスで、日々ストーブやランタンの整備をしています。

 

ジェネレータージャムナットのクラック修理

今回お預かりしたスピードマスターは、タンクのメッキ状態を見る限り、一見未点火品かと思えるほどでした。

それだけにこのスピードマスターを入手したオーナーの喜びも大きかったはずです。

オークションでは外観写真から個体の状態を判断するしかないですが、入手の難しい廃盤パーツが壊れていたりするとショックは大きいですよね。

モデル500用ジェネレータージャムナット、コールマン品番500-210もコールマン社からはもう供給されていないので、流通在庫を探すしかありません。

2021年3月現在は国内のパーツショップで取り扱いがありますが、在庫限りになるでしょう。

今回はロウ付けでジェネレータージャムナットのクラックを修理します。

 

クラックの状態

ジェネレータージャムナットのクラック

上の写真を見ていただくと、2ヶ所にクラックが入っていうのがわかるかと思います。

写真ではわかりずらいのですが、小さなクラックがもう1ヶ所あり、計3か所をロウ付けで埋める作業になります。

ロウ付け対象物が大きい時はコスパが良いカセットガスが使えるソト(SOTO)製フィールドチャッカーを使いますが、ロウ付け箇所をピンポイントで狙いたいときはプリンス ガストーチGB-2001が使いやすいと思います。

プリンス ガストーチ 炎温度約1300℃ GB-2001

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部品の洗浄

ジェネレータージャムナット

修理やメンテナンスの基本、まずはジャムナットを上の写真のようにきれいに洗浄します。

下の2ヶ所のクラックの反対側にも、細いクラックが入っているのがわかるでしょうか。

部品の汚れや真鍮製品特有の被膜を落としてやると、汚れなどで見えなかった破損が見つかることはよくあります。

また、ロウ付け、はんだ付け、接着剤等による補修をするのであれば、脱脂や汚れ落としは必須の作業です。

 

ロウ付け&磨き

ロウ付けしたジャムナット

上の写真は計3か所のクラックをロウ付けで埋めた後、ポリッシュしたコールマン500のジェネレータージャムナットです。

今回は750℃で溶解するロウ材を使用しました。

この部分は耐熱ボンド、はんだ付けでの補修は厳しいかと思います。

 

取り付け

ジャムナットを取り付けたジェネレーター

上の写真は今回修理したジャムナットをジェネレーターに取り付けたところ。

しっかり締めこんでも再びクラックが入らないことを確認します。

クラックに流れたロウがうっすらと確認できるかと思います。

 

ロウ付け作業のご依頼について

ロウ付け作業

オールドコールマン等の部品のロウ付け作業はショップでお請けしています。

ピークワン等2レバーストーブのジェネレーター破損など、ロウ付けで再生可能なケースがあります。

折れてしまった黒レバーの修理等もご相談いただければと思います。

下の写真は1年ぶりにオーバーホールした普段使いのモデル500。

この個体をひと目見た瞬間に衝動買いして以降、モデル500にハマることになります。

コールマン500スピードマスター

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