ストーブ

コールマン400/400A、505/576などピークワン2レバーストーブの選び方

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比較的状態の良いお値打ちな茶ピークがあれば購入したいと、ヤフオクでお取引いただいた方からご連絡いただきました。

茶ピークとは、ピークワンランタンもしくはピークワンストーブの茶色バージョンのことです。

管理人はコールマンカナダの鮮やかなグリーンが好きなのですが、茶色のピークワンシリーズはとても人気があります。

正確な数は把握していませんが、おそらく茶色のピークワンランタン10台程度は家のどこかに眠っていると思います。

日々のメンテ作業が追い付かず、管理人のコレクションすべてをヤフオクやショップに出品しきれず、家の中はランタンやストーブ、ファンネルで溢れかえっています・・・。

今回はピークワンストーブ、とろ火ができることで人気の2レバータイプを選ぶ際に、必ずチェックしておきたいワンポイントをご紹介します。

黒レバー締め込み部分の残りしろ

モデル400シリーズ、505、576、508などコールマン2レバータイプのストーブには火力調整用のレバーが付いています。

この火力調整用のレバー可動部にはグラファイトパッキンが挿入されていて、レバーの使用に伴い摩耗していきます。

摩耗するとレバーの付け根から燃料が漏れるようになり、漏れた燃料に引火するケースも良くあります。

燃料漏れを止めるにはレバー根元の六角ナットを増し締めするのですが、いつかは締め切ってしまうことになります。

つまり、2レバータイプのストーブには「これ以上六角ナットを締めこめない」という状況が、いつかやってくることになります。

なので、中古の2レバータイプストーブを選ぶ際には、「これ以上六角ナットを締めこめない」ような個体ではないかの確認をするといいです。

下の写真のように、六角ナットのネジ部が見えているような個体だと、きちんとメンテナンスされたものだという目安になります。

なぜこの部分をチェックしなければいけないのかを、詳しくご紹介します。

 

交換用ジェネレーターの新品価格が急騰中

モデル400、400A、508用の交換用ジェネレーター400-5891、508-5891、カナダ版の508-589Cの新品価格はオークションなどで現在2万円を超えて取引されることもあります。

もはやそこそこ程度の良いストーブが買えてしまう値段にまで、交換用ジェネレーターの新品価格は高騰しています。

生産が終了してしまった廃盤パーツなので、流通在庫に頼らざるを得ないのですが、なんとも切ないですね。

コールマンの2レバーストーブをお使いなら、ジェネレーターの延命措置という方法もぜひ取り入れてみてほしいと思います。

コールマン400
コールマン2レバーストーブジェネレーターのグラファイトパッキン交換

火力の微調整ができるストーブとして絶大な人気を誇る、コールマン400ピークワンストーブ。 トロ火ができる秘密は2レバー式のジェネレーターです。 ただ、この2レバー式のジェネレーター、いつかは交換が必要 ...

 

黒レバー部のメンテナンスは難しい

上述のように黒レバー部のグラファイトパッキン交換でジェネレーターの延命にはなるのですが、この作業はなかなか難しいのです。

黒レバー部の六角ナットを緩めて黒レバーを引っ張る程度では、なかなか引き抜くことは難しいと思います。

管理人はバーナーや浸透潤滑剤を使って作業しますが、過去には何本も黒レバーを折っています。

黒レバーをまっすぐにして、引き抜かずにグラファイトパッキンを交換することもできますが、何度もやると金属疲労でポッキリ折れます。

なので専門ショップに2レバーのグラファイトパッキン交換作業を依頼すると、結構いい値段になると思います。

管理人もショップ経由で2レバーのグラファイトパッキン交換作業をお請けしていますが、破損免責で5,000円~とさせていただいています。

高価な新品ジェネレーターを購入する前に、グラファイトパッキンの交換も検討してみてはいかがでしょうか。

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