以前ショップに掲載していた、とても状態の良いコールマンピークワンランタン222。
すでに新たなオーナーのもとに旅立ったのですが、掲載写真を見たショップのお客さんから、同じような状態の個体が欲しいというご依頼がありました。
なかなか出てこないコレクターズアイテム級の美品だったので、同じような状態の222となると一年かけて見つかるかどうかという感じでしょうか。
少し前までは$100前後でかなり状態の良い222が海外から入手できたのですが、現在はボロボロの個体が結構な値段で取引されています。
222A、222Bなどピークワンランタンの中期、後期型だとまだ状態の良い個体は見つかりやすいですが、初期型222でかつカナダグリーンが欲しいということでしたので、ハードルが高い探し物になります。
茶色の222も人気がありますが、やはりフィールドではカナダグリーンがもっとも映えるんじゃないかと個人的には思います。
私が高校生の時から愛用しているピークワンもカナダグリーンの222Aです。
状態の良いModel 222はカナダで見つかりやすい
コールマン222はもともとカナダ工場で作られていたためか、状態の良い個体はたいていカナダから見つかります。
いくら探しても錆だらけの222しか出てこないときもあるのですが、たまにポロっと上物が見つかることもあります。
今回もたまたま以前取引をしたことがあるカナダのオークションセラーが、とても状態の良い個体を持っていました。
ただ、カナダからの輸送費は抜群に高くつくんですよね。
なので、カナダから仕入れるときは、カナダ⇒米国⇒日本と転送業者を利用して、輸送コストを抑えたりしています。
そして、はるばるカナダからやってきたコールマンModel 222 カナダグリーン 80年2月製は、かなりの上物でした。
Model 222 カナダグリーン 80年2月製の詳細画像
点火動画
キャリーケース
コールマン222には純正のキャリーケースがあり、プラスチック製とソフトケースの2種類がかつて販売されていました。
いずれもすでに廃盤となっていて、オークション等でたまに見かけます。
プラスチック製のキャリーケースは赤色が主流ですが、222の後継モデル226が販売される頃に黒バージョンが追加されています。
222、226、229いずれも燃料タンク径が同じであるため、ピークワンランタンなら赤色、黒色のどちらのバージョンのプラスチック製キャリーケースでもフィットします。
ショップにも、2020年3月現在は赤色、黒色ともに在庫があります。
ただ、プラスチック製キャリーケースにはプラスチック素材であるがゆえの難点があって、タンクを固定する3つのタブが劣化により、使っているうちにほぼ確実に破損します。
下の写真の上の段がタブのある状態、下の段がタブが無くなってしまった状態です。
しかし、タブが無くなってしまったからと言ってキャリーケースが使い物にならないわけではなく、下の写真のように冷えたランタンにタオルでも一枚かけて収納してやれば、キャリーケースとして十分機能します。
私も高校生の時に買った赤色のキャリーケースを35年以上使っています。
当然タブは3つともなくなっていますが、何の問題もなく使えています。
中古の222用キャリーケースを探す際に、タブの欠損はあまり気にしなくてもいいんじゃないかと思います。
プラスチック製キャリーケースは結構かさばります。
車等での持ち運びにはプラスチック製キャリーケースが安心ですが、フィールドでのちょっとした移動や、少しでも荷物を減らしたい山行などでは、下の写真のようなソフトケースもおすすめです。
222ランタンはサイズが1.5リッター程度のペットボトルと同じような大きさなので、100均のペットボトルクーラーをキャリーケースに流用しているユーザーもいるようです。
コールマン222用パーツ
細いジェネレーターやヒートシールド等、モデル222には入手困難なパーツがありますが、レアなパーツがたまに海外で見つかりますので、ショップの方もたまに覗いてみてください。