ストーブ

オプティマス323の消火不良修理|燃料バルブをOFFにしても消えない!

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オプティマス323

管理人はコールマンとホエーブスが専門ではありますが、他のオールドランタンやストーブの修理のご相談をいただくこともあります。

今回は燃料バルブをOFFにしても消火できないオプティマス323の修理事例をご紹介します。

 

オプティマス323ってどんなストーブ?

オプティマス323

オプティマス323はスウェーデン製のシングルバーナーで、コールマンの2レバー系ストーブに対抗した製品と評されています。

見れば見るほど、構造が2レバー系ピークワンストーブに似ているのがわかります。

ただ、ジェネレーターが単体で取り外せないなど、メンテナンス性が著しく悪いストーブでもあります。

また、構造上点火時に火だるまになりやすく、状態のよい生き残りが少ないストーブです。

うまく点火できれば、操作性は2レバー系ピークワンストーブと遜色ないでしょう。

2レバー系ピークワンストーブが得意なとろ火も、オプティマス323では可能です。

消火できない原因

オプティマス323

2レバー系ピークワンストーブでは、燃料バルブをOFFにしても消火できない症状はよくあります。

たいていは燃料バルブのフィードチューブにあるバルブコアの劣化が原因です。

オプティマス323のバルブコアは、上の写真の丸で囲った部品の中にあります。

オプティマス323にはバルブコアが2個使われており、燃料バルブノブを引き抜いてから下の写真にある六角ナットを外せばアクセスできます。

オプティマス323

バルブコアというのはタイヤチューブなどに使われている開閉弁で、ランタンやストーブで使用する場合には耐ガソリン性のものを選びます。

細いラジオペンチ等でも代用できますが、バルブコアは虫回しという専用工具を使って取り付け、取り外しをするのがおすすめです。

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バルブコアの状態

バルブコア

上の写真はおそらく一度も交換されていないであろう、取り外したオプティマス323のバルブコア。

いずれシールの劣化で交換が必要になる部品を、なぜアクセスしづらい場所に2個も・・・。

下の写真が劣化していたバルブコアを拡大したもの。

バルブコア

シールの一部が朽ちてしまっています。

こうなると燃料バルブを閉じても混合気を遮断できずに、消火に時間がかかったり、いつまで経っても消火できないという症状になります。

コールマンではピークワン系ストーブや275ランタンなどのフィードチューブにバルブコアが使われており、消火不良の原因のほとんどが、バルブコアの交換で解決します。

ストーブやランタンで使うバルブコアは、タイヤチューブなどに使う汎用型ではなく、耐ガソリン性であるかの確認が必要です。

ショップでも500円で販売しています。

バルブコア交換後の燃焼確認

オプティマス323のメンテナンスについては情報サイトやブログは少ないのですが、消耗部品はアフターマーケットで流通しています。

癖のあるストーブではありますが、味のあるストーブでもあります。

オプティマス323のメンテナンスについてお困りの際は、ご相談いただければと思います。

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