ランタン

コールマン222系バルブのエキセントリックブロック形状3種類

コールマン222系エキセントリックブロック

今年に入ってからコレクション管理のためにリスト化したコールマン222シリーズ。

リストに入っている個体だけでも、いつの間にか40台を超えていることが判明。

お金の減り方の早さと部屋が狭くなった理由がはっきりしました(笑)。

未点火品からジャンク品まで、家じゅうがホエーブスとビンテージコールマンだらけになってたりします。

コールマン500とピークワンランタン222は毎日のように整備していますが、1週間に1台仕上がるかどうか・・・。

中にはレストアに1か月以上かかる個体もあったりして、日々新しい発見をしながらメンテナンスに取り組んでいます。

ショップに出しているUsed品は、自分が使う前提で整備をしてからお渡ししている完全動作品です。

なので、相応の価格をつけさせていただいておりますが、個体の状態には満足していただけると思います。

このところ80年製のモデル222のレストア作業に取り組んでいて、ようやくしっくりくるニードルタイプのエキセントリックブロック用Oリングが見つかりました。

コールマン222のニードルタイプのエキセントリックブロックと聞いて、「はて?」と思う方もいるかもしれません。

モデル222系のピークワンランタンのバルブ内に収まるエキセントリックブロックは、管理人のメンテナンス歴では3種類を確認しています。

ほかにも種類があれば、ぜひ教えていただきたいと思います。

その3種類に使用するOリングのサイズが2種類あるので、なかなか交換する部品ではないものの、いざ探すとなると苦労するかもしれません。

今回はモデル222系ランタンのエキセントリックブロックとOリングのお話です。

3種類のエキセントリックブロック

1976年頃からカナダで工場で生産が始まったピークワンランタンは、多くのパーツがモデル321や621と共通となっています。

たとえば、バルブノブは321や621と共用のもの、ポンププランジャーは505ストーブと同じものが使われています。

ただ、時代とともに素材と形状が変わるのはコールマン製品ではよくあることで、今回の222系ランタンのエキセントリックブロックも例外ではありません。

使用するOリングぐらいは統一してほしいと、管理人は常々思います。

コールマンカナダ工場時代の新品Oリングは今でも海外のショップで売られていますが、劣化を考えると当時物は使わないほうがいいでしょう。

 

222初期のニードル付きエキセントリックブロック

ニードル付きエキセントリックブロック

上の写真はバルブステムがアルミ製の80年製モデル222から取り外した、エキセントリックブロックです。

エキセントリックブロックの先に、点火時の燃料量を制御するニードルが付いています。

このニードルの先端部を拡大したのが下の写真です。

ニードルの先端部

ニードルが部分的に研磨されているのがわかるでしょうか。

部分的に研磨されているニードルが、フューエルチューブからの燃料吸い込み量を絶妙にコントロールして、ちょうど200Aなどの点火時1/4バルブオープンと同じ役割を担っています。

下の写真はバルブのOFF位置、点火位置、連続運転位置と、フューエルチューブからのニードル飛び出し量の関係を撮影したものです。

OFF位置

点火位置

連続運転位置

連続運転位置で、ニードルの部分的に研磨されている箇所が、フューエルチューブ先端とちょうど重なるようになっています。

つまり、連続運転位置で燃料の吸い込み量が最大になるよう、ニードルが研磨されているわけです。

モデル222A以降のエキセントリックブロックにはニードルが付いていないので、初期の222は以降のモデルより手の込んだ作りとなっています。

よく222Aや222Bなどより、222の方が燃焼が安定しているような気がするという話も聞きます。

初期の222に採用されていたエキセントリックブロックのニードルが、燃焼の安定にも影響しているのではないかと思います。

 

222A、222B前期型のエキセントリックブロック

上の写真は83年製222Aのアルミ製バルブステムから取り外したエキセントリックブロックです。

222初期型のニードル付きエキセントリックブロックから、ニードルがないものに変わっています。

形状もだいぶ様変わりしており、使用するOリングのサイズにも大きな違いがあります。

このあたり、統一性を持たせてほしいと思うのは管理人だけではないでしょう。

ピークワンランタン用のOリングは、コールマン社から純正部品として販売されていないのでオーナーが自ら合うものを探し出す必要があります。

ショップでも取り扱っていますが、ランタン用のOリングにはフッ素ゴム製の物をおすすめします。

 

222B後期型以降のエキセントリックブロック

上の写真は93年製222Bのバルブステムから取り外したエキセントリックブロックです。

バルブステムの素材がアルミから真鍮に変わり、エキセントリックブロックの素材も真鍮から鋳物成型品に変わっています。

そしてなぜか、使用するOリングは222A、222B前期型のOリングではなく、222初期型のOリングに戻っています。

この形状のエキセントリックブロックは、222B後期型、226、229、ピークワン後継モデルの3022などに採用されています。

モデル222Bの前期型と後期型の見分け方は、旧タイプの丸型バルブノブが付いていれば前期型、下の写真のようなツマミ型のバルブノブがついていたら後期型です。

 

ピークワンランタンのエキセントリックブロック用Oリング

ピークワンランタンのエキセントリックブロックには、ご紹介したように以下の3種類の形状があります。

・初期のモデル222に装着されていたニードル付き
・222A、222B前期型に装着されていた真鍮製
・222B後期型以降に装着された鋳物製

初期のモデル222に装着されていたニードル付きタイプと、222B後期型以降に装着された鋳物製には同じOリングが使えます。

222A、222B前期型に装着されていた真鍮製のエキセントリックブロックには、222や222B前期型よりも小さなOリングを使用します。

いずれのOリングもショップで取り扱いがありますので、お持ちのモデルに合うものを選んでいただければと思います。

また、調子の悪いピークワンランタンなどありましたら、ご相談いただければと思います。

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