ひところは手ごろな値段で手に入れることができたホエーブスストーブも、今や人気のビンテージ品になりつつあります。
ヤフオクやメルカリ、海外にも目を向けてみるとeBayでもボロボロの個体がいい値段で取引されていたりします。
中古のホエーブスだと、たいていデカールは焼けていたり剥がれていたり・・・。
全体がこんがりやけたホエーブスも珍しくないですよね。
管理人は高校生の時分からかれこれ35年以上ホエーブス725を愛用していますが、かつて自らデカールを剥がしてしまったことを後悔してきました。
ホエーブスのデカールって貼り方が雑で、斜めに貼ってあったうえに、端がめくれて剥がれ落ちるのは時間の問題だと思えたからです。
管理人にはデザインセンスのかけらもないのですが、相方がイラストの作成等を手掛けており、ホエーブスのリプレースメントデカールを約3ヶ月かけて製作しました。
1文字1文字オリジナルのフォントを再現していますので、パッと見はオリジナルデカールとの見分けはつかないのではないかと思います。
現在ショップにて、725、625、615の取り扱いがありますが、他のモデルについてもご相談いただければ製作は可能です。
Outdoor Fan製デカールの貼り方
Outdoor Fan製デカールは、ポリエステルフィルムに印刷したものを透明なポリエステルフィルムで保護してあります。
粘着部はかなり強力なので、デカールの貼り付けは一発で決める必要があります。
一度貼り付けたデカールを剥がすと、オリジナルの塗装ごと剥がれるという悲惨な状態を招きます。
ちょっとずれちっゃたから貼り直しを試みた、管理人の725が下の写真になります。
シリコンオフで油分を除去する
デカール貼り付けの成功の秘訣は、貼り付ける部分の下地づくりです。
デカールを貼り付ける部分の剥がれてしまいそうなオリジナルの塗装は、あらかじめ必要最小限の範囲で剥がしてしまうことをおすすめします。
そのうえで、シリコンオフ等でデカール貼り付け部分の油分を丁寧に除去します。
ただし、この場合もあまりゴシゴシこするとオリジナルの塗装を傷めることになりますので、軽く拭き取る感じでデカールより一回り広い範囲の油分を除去します。
剥離紙を5mmほどカットする
今回貼り付けるデカールは、上の写真にあるホエーブス625の大小2枚。
貼り付け手順は大小まったく同じで、コツはデカールの剥離紙を一度に全部剥がさないこと。
下の写真のように、デカールに対して剥離紙が5mmほど短くなるようにカットします。
端からゆっくり貼り付ける
デカールを貼り付ける位置を決めたら、上の写真のようにまずはデカールの端を貼り付けます。
そのあと、下の写真のように残りの剥離紙をゆっくり剥がすと同時に、指で気泡が入らないよう全体を貼り付けます。
仕上げは柔らかい布で圧着
デカールの貼り付け時に気泡が入ってしまっても失敗ではないので安心してください。
上の写真のように、柔らかい布でデカールを抑えることで気泡はなくなります。
また、圧着することでデカールがより剥がれにくくなりますので、必ず柔らかい布で圧着仕上げをするようにしてほしいと思います。
ビフォー&アフター
のっぺらぼうのホエーブスも、このリプレースメントデカールでかつての風貌を取り戻すことができます。
取扱の楽なシールタイプなので、手軽にホエーブスのデカール部分のレストアが可能です。
1枚からご注文いただけますので、デカールの傷んだホエーブスをお持ちであれば、ぜひ使ってみてほしいと思います。