世間はGW真っただ中ですが、管理人は目下3台のピークワンランタン222Bの整備に追われてます。
早いとこやっつけないと、米国から入荷したストーブやらランタンやらファンネルに埋め尽くされた家の中が一向に片付きません^^;
今年はコロナウィルスの1件があるので、家に引きこもってオールドコールマンをいじっているのは管理人だけではないでしょう。
今回はコールマン222のジェネレーターネタになります。
割れたランタングローブ
ジェネレーターネタに行く前に、ちょっとだけ海外の転送業者のお話です。
上の写真は米国転送会社MyUSで送られてきた222Bの悲惨な姿のランタングローブです。
素人梱包で送られてくるのは仕方ないとしても、ランタングローブがガラス製品であることぐらいは素人でもわかるはずです。
ガラスを緩衝材で包まないままほかの荷物と詰め合わせれば、そりゃ割れますよね。
50個ほどの荷物の下から現れたのは、下の写真の状態の222B。
ダンボールの底に一応緩衝材が敷き詰められてはいますが、裸のランタンの上に荷物を積んだらどうなるか、子供でもわかるんじゃないかと思います。
エアキャップ(プチプチ)じゃなくても、せめて新聞紙でもいいからくるんで欲しかった。。。
個人輸入をしていると、海外の常識と日本の常識の差をこのように思い知らされることはよくあります。
コールマン222整備で持っておきたいレンチのサイズ
中古のビンテージコールマンを触っていると、ナットが無理やり回されたような形跡のある個体にあたることも良くあります。
「ちゃんとサイズの合ったレンチを使ってくれよ~。」と嘆きたくなるようなひどい状態のものもあったり・・・。
かくいう管理人も、高校生のときに買った222Aのバーナーフレーム固定ナットは、ペンチで適当に挟んで回していました。
下の写真のナットですね。
このナットを回すレンチは11mmだと入らず、12mmだと舐めそうな、ミリサイズのレンチだとジャストフィットしません。
インチ規格のナットが使われているためです。
7/16インチ、約11mmなのですが、コールマン222のバーナーフレーム固定ナットを気持ちよく回すにはインチサイズのレンチが必要なのです。
そしてジェネレーターのジャムナット。
ジェネレーターをバルブステムに固定する真鍮ナットのサイズは、これまたインチサイズで1/2。
約12.7mmなので、13mmのスパナもとりあえずは使えます。
さらにバルブステムのサイズも1/2インチ。
ジェネレーターのジャムナットを緩めたり締めたりするときは、バルブステムがタンクに対して回らないようにするため、下の写真のように2本のスパナを使います。
なので、コールマン222シリーズのメンテナンスには1/2インチスパナが2本必要ということになります。
しかし、2本も同じサイズのスパナを持つのは合理的ではないと思いますので、1本はモンキーなど用意するといいんじゃないでしょうか。
あわせてコールマンスーパーレンチをひとつ持っておくと、いざというとき必ず役に立ちます。
コールマン222に限らず、コールマンランタンのジェネレーター取り付け取り外しには、必ず2本のレンチを使うと覚えておきましょう。
下の写真のような1本使いはNGです。
コールマンランタンのジェネレーター取り付け取り外しは、2本のレンチを片手で握れる幅にセットすると作業が格段に楽になります。
取り付け取り外しいずれの作業にも、このやり方は応用できます。
下の写真を参考にしてみてください。
整備済みのコールマン222B
整備の終わった222B、今回はヤフオクに出品してみました。
Coleman 222B 01/94
Coleman 222B 02/92
ショップ入荷情報
コールマン222シリーズの後継モデル、国内未発売の3022未点火品を入荷しています。
3022はモデル229と米国で並行販売されたモデルですが、ピークワンランタンの最終型といえる機種です。
1点のみなので、ぜひショップも覗いてみてください。