上の写真は1900年代に作られた重力加圧式アルコールストーブ、ホエーブスNo.29。
ガソリンや灯油を燃料とするストーブのような煤や轟音が出ない、とても趣のあるバーナーです。
火力面ではガソリンや灯油を燃料とするストーブには及びませんが、短い時間のプレヒートで済む使い勝手の良さも魅力です。
構造がとてもシンプルですが、細かな火力調整も可能です。
ホエーブスアルコールストーブはUsed品の場合、上の写真にあるベポライザー(Vaporiser)というコールマン等のジェネレーターに該当する部品のレストアがネックになります。
ベポライザーの内部には燃料のアルコールを気化するための部品が挿入されていますが、これが朽ちて取り出せずに難儀することが多々あります。
ホエーブスアルコールストーブUsed品のベポライザー内部からは、下の写真のような状態で気化部品が出てきます。
しかし、今回入手した個体からは、下の写真のようにとても綺麗な状態の気化部品が取り出せました。
オリジナル状態の気化部品を見たことがなかったので、とても貴重な個体を入手できたと思います。
サイズを含めて備忘録的にこのページに記録しておきたいと思います。
もっとも手のかかるベポライザーのレストアが必要なかったので、今回入手したNo.29はほとんど手をかけずに使用可能な状態になりました。
ホエーブスNo.29アルコールストーブの燃焼動画
2バーナーなので、コーヒーを沸かしながら目玉焼きを作りたいと、ウチの奥さんが言ってました。
燃料タンクもかなり大きいので、キャンプなどでも活躍しそうですね。
ホエーブスNo.29アルコールストーブの詳細