上の写真はプロパンランタンのコールマン5414。
いつの間にかビンテージランタンの仲間入りをしていた、ピークワンランタンとの姉妹機です。
ジェネレーターこそ違いますが、バーナーフレームから上はピークワンランタンとの共通部品で構成されています。
ぱっと見、モデル222と見間違えそうですよね。
コールマン5414の概要
モデル5414と222、どちらが先に製造されたのか不明ですが、222の部品に品番5414で始まるものが多いことから、プロパンランタンの5414が先に製造されたものと思われます。
222の部品で品番5414で始まるものは以下のような部品です。
・ヒートシールド:5414-4605
・ベイルハンドル:5414-4235
・バーナーフレーム:5414-3265
・ベンチレーター:5414-4851
部品によっては、のちに品番が222や226、229で始まる番号に変更されていたりするので、探すのに苦労することも。
上記の部品群を新品で入手するのはかなり困難になりつつあります。
モデル5414のバルブの口金が米国プロパン仕様ということもあり、モデル5414を国内で見かけることはほとんどありません。
しかし、このモデル5414はガソリンランタンのようにポンピングも必要なく、点火時に煤も出ないので使い勝手は抜群です。
必要な時にすぐに点火できるのが、プロパンランタンの一番のメリットでしょう。
コールマン5414の光量
上の動画はコールマン5414を夕暮れ時に点火したもの。
光量はガソリン仕様のピークワンランタンと同じ125CPです。
ガソリン仕様のピークワンランタンと違い、燃料バルブで明るさを調整できる作りになっています。
燃料のコストパフォーマンスや外観の好みを別とすれば、使い勝手はコールマン5414に分があるかなという感じです。
プロパン化に必要なもの
モデル5414は上述した通り、バーナーフレームから上はピークワンランタンとの共通部品で構成されています。
なので、手持ちのピークワンランタンのバーナーフレームにモデル5414のバルブとジェネレーターを取り付ければ、無改造で手持ちのピークワンランタンのプロパン化が可能です。
正確にはバルブとジェネレーター、バーナーフレームをバルブに固定するねじ、バーナーフレームとバルブ間のカラーの4点になります。
以下、必要な部品の品番です。
・バルブ:5414-5251
・ジェネレーター:5414-297(P-5)
ネジとカラーについては品番が不明です。
下の写真がピークワンランタンのプロパン化に必要な構成部品です。
下の写真がピークワンランタンのプロパン化の完成イメージです。
実使用に必要なもの
上の写真はモデル5414のバルブの口金。
米国プロパン仕様のため、そのままでは市販のOD缶やカセットガスが使えません。
米国仕様のガス缶を持っていれば別ですが、下の写真のようなOD缶変換アダプターを装着すると市販のOD缶が使えるようになります。
OD缶変換アダプターは「USプロパンアダプター」等で検索すると、いくつか見つかるかと思います。
以下のキャンピングムーン製のアダプターが、モデル5414での動作確認が取れている商品です。
キャンピングムーン(CAMPING MOON) OD缶を海外製ガス器具(USプロパンボンベを使う器具)に接続 USNアダ...
プロパン化部品の入手先
モデル5414のバルブは品番5414-5251になりますが、eBayでたまに見かけるぐらいで、モデル5414から取り外すしかないかもしれません。
上述したように、モデル5414はバーナーフレームから上はピークワンランタンとの共通部品で構成されています。
管理人はピークワンランタンの部品取り用に入手したモデル5414をいくつか持っていますので、ご興味がありましたらご相談いただければと思います。