上の写真はオプティマス323の燃料キャップ。
古い液燃ストーブには装備されていることの多い安全弁が付いています。
安全弁はその名の通り、万が一の際にタンク内圧を逃がす重要な役割を担う部品です。
安全弁はSRV(Safety Relief Valve)などとも呼ばれます。
内部に経年劣化するパッキンがあるため、多くのモデルの場合メンテナンスしやすい形状のはず・・・。
オプティマス323の燃料キャップ
オプティマス323の燃料キャップをよく見てみましょう。
さらに拡大して見ます。
なんと、六角レンチならぬ五角レンチがないとメンテナンスできない仕様になっています。
しかも、前オーナーがかなりナメてしまった感があります。
ネジザウルスやペンチでネジの頭をつかめそうな感じもしますが、キズが付く可能性が高いでしょう。
六角のトルクスビットならまだしも、五角のビットはなかなか見つかりませんでした。
色々と調べてみると、ペンタゴンビットもしくは5Point スタービットという名称で五角ビットが見つかりました。
五角ビットの加工
オプティマス323の燃料キャップにはどのサイズがフィットするのか、調べても情報がありません。
ぴったりフィットしなければ削るスタンスで、中国製の五角ビットを購入しました。
案の定、ぴったりフィットするビットは5本のうち1本もなく、下の写真にある「H4.3」というサイズを研磨調整してみました。
少し削っては原寸合わせを繰り返し、ぴったりフィットするビットに加工してから安全弁をバラします。
ぴったりフィットする五角ビット
もしも前オーナーがネジをナメたりしていなければ、オプティマス323の安全弁には下の写真にある「T20」というサイズの五角ビットがぴったりフィットします。
必要な五角形ビットを1本から買えるところは見つかりませんでした。
他に使い道が・・・。
下の動画は今回整備したオプティマス323の燃焼確認動画になります。