上の写真はショップでお預かりしたジェネレーター、コールマン508-5891。
モデル400、400Aに使用されるジェネレーターで、分解洗浄後のもの。
黒レバーのちょうどグラファイトパッキンが入る位置で折れています。
なぜかそのあたりに溝が切ってあり、グラファイトパッキンを交換しようと黒レバーを引き抜く際に、よく破断します。
ショップに修理で入ってくるジェネレーターの9割が、破断した黒レバーの再生修理になります。
黒レバーの再生修理は、過去にいくつかの記事でご紹介していますので、あわせてご覧いただければと思います。
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コールマン2レバーストーブジェネレーターのロウ付け再生修理
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コールマン2レバーストーブの破損した黒レバーリプレースメント品作成
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コールマン2レバーストーブ用ジェネレーターは、黒レバーが折れたり、ロウ付けが溶解してバラバラになっても、部品が揃っていれば基本的に修理可能です。
下の写真のように、黒レバーの位置に合わせてニードルの動作を調整する必要がありますが、2.3mm前後のステンレス線が10cmほどあれば、折れた黒レバーのリプレースメント品も作成できます。
ジェネレーターは磨けば磨くほど素材が摩耗していくので、ショップでは作業完了後の洗浄は、超音波洗浄にとどめています。
研磨しなくても下の写真のようにかなり綺麗な状態になります。
ピークワンストーブ用ジェネレーター505-5571、400-5891、508-5891などの新品価格は、今後さらに上がることはあっても下がることはないでしょう。
新品への交換の前に、グラファイトパッキン交換や破損品の再生修理も検討の余地があるかと思います。
破損したジェネレーターなどお持ちでしたら、ご相談いただければと思います。