上の写真はレストア修理中のコールマン500スピードマスターのゴトク。
星形八角ゴトク、またスパイダーグレートと呼ばれる独特のフォルムです。
管理人は、この芸術的な星形八角ゴトクに魅せられてモデル500のコレクターになりました。
ゴトクは知っての通り常時高温にさらされるうえ、素材が鉄のため錆びやすく、使用に伴い痩せていく部品です。
中古で入手した多くの個体のゴトクは、下の写真のように少なからず変形していることが多いです。
また、経年により溶接部分が下の写真のように外れていることも多々あります。
現在は溶接部分が外れていなくても、下の写真のように怪しい感じの溶接部がある個体が圧倒的に多いです。
コールマン500は古いものだと製造から80年以上経ちますので、鉄素材部品が多い分レストアにも手がかかります。
ゴトクの溶接剥がれは耐熱ボンドやはんだ付けでは、熱で持ちません。
ロウ付けがギリギリかと思いますが、場所によっては燃焼温度が800℃を超えるコールマン500では、ゴトクのロウ付け修理はおすすめしません。
家庭用電源で使える100V溶接機で十分なので、点付け溶接してやると安心して使えます。
溶接の際、写真のように裏側を点付けしてやると、上から見たときに溶接痕が目立たなくなります。
ショップではロウ付け、溶接修理もお請けしますので、破損部品の修理等、お困りの際はご相談いただければと思います。