上の写真はピークワンランタンのバーナースクリーン。
バーナーキャップに絶妙なサイズで押し込まれている部品です。
下の写真の赤丸で囲った部品の内側に付いています。
バーナースクリーンはネジ等で固定されているわけではないので、何かの拍子にポロっと落ちてくることもあります。
200Aなどのバーナースクリーンは現在もアフターマーケットで入手できますが、ピークワンランタン用のバーナースクリーンは流通していません。
かつて1個、紙パッケージ入りの単体部品のNOSを持っていたのですが・・・。
ショップのお客様から品番のお問い合わせがあり、探したのですが見つかりませんでした。
ピークワンランタン用のバーナースクリーンも、かつては単体部品で入手可能だったと思われます。
バーナースクリーンがないとどうなるか?
上の写真はショップのお客様からいただいたもの。
マントルがすぐに破けてしまうとご相談いただき、メールに添付されてきたものです。
バーナースクリーンがないまま点灯すると、上の写真のようにマントルの特定の場所に決まって穴が開くことがあります。
このお客様の場合にはマントルの空焼きの仕方で解決しました。
バーナースクリーンがないまま点火しても、ランタンにダメージを与えることはありません。
しかしながら、燃焼音がかなり大きくなり、シチュエーションによっては耳障りに感じるほどです。
また、消火時に「ポン!」とひときわ大きな音を立てて小爆発を起こすことが多いです。
バーナースクリーンがないため、バーナーフレーム内のカーボン等異物が直接マントルに噴出されることから、上述したようなマントルの穴あきの原因にもなります。
重要な部品には思えないかもしれませんが、装着されているのには理由があるのです。
バーナースクリーンの自作
アフターマーケットで入手できない部品は、自分で作るしかありません。
幸いピークワンランタン用のバーナースクリーン自作は、とても簡単です。
100均等で入手できる金属製の茶こしを、14mmのパンチで打ち抜けば完成です。
14mmのパンチで打ち抜いたバーナースクリーンが装着したキャップから簡単に外れてしまう時は、14mmの穴用スナップリングをはめ込むのがおすすめです。
中古や古い個体ではバーナースクリーンが欠品しているものも多いので、オークション等でのチェック項目に加えるといいでしょう。