上の写真はショップにてグラファイトパッキン交換でお預かりしたコールマン2レバー用ジェネレーター。
コールマンジェネレーター品番400-5891または508-5891(508-589C)です。
グラファイトパッキン交換でお預かりしたのですが、ご覧のように火力調整レバーが折れています。
ショップでお預かりしたランタンやストーブ、部品はいじる前に状態確認をします。
黒レバーを動かしてもニードルが動かない場合、内部でレバーが折れている可能性が大です。
今回も分解する前にお客様にご了承をいただいてから、破損した黒レバーのリプレースメント品作成修理をしました。
黒レバーのリプレースメント品作成でもっとも難儀するのが、折れたレバーの取り出しです。
ほとんどの場合、下の写真のようにレバーの先が細いラジオペンチ等で掴めるか掴めないかの微妙な位置で破断します。
毎回苦労する折れたレバーの取り出しには、管理人は細い下の写真のようにラジオペンチの先端をカットした専用工具を使います。
ただ、このような専用工具をもってしても、折れたレバーが取り出せないことも多々あります。
折れたレバーが取り出せても下のスペーサーが取り出せないこともあり、そのような場合には火力調整レバー部のロウ付けを溶かして、内部の部品を取り出してから再度ロウ付けし直します。
今回も折れたレバー、スペーサーともに取り出すことができず、ロウ付けを溶かして内部の部品を取り出してから、下の写真のようにロウ付けし直しました。
すべてのジェネレーターが修理で再生できるわけではありませんが、新品価格が高騰しているコールマン2レバー用ジェネレーターの場合、再生修理も検討されてみてはと思います。
2022年3月現在、破損した黒レバーのリプレースメント品作成修理は、グラファイトパッキン再充填とジェネレーター管内部の超音波洗浄込みで9,800円(税込送料別)にてお請けしています。
修理のご依頼よりお問合せいただければと思います。