上の写真はショップでお預かりしたコールマン400Aのジェネレーターレバー基部。
六角ナットの締め込みしろが全くない状態です。
黒レバー基部にはグラファイトパッキンが挿入されており、六角ナットを適度に締め込むことでパッキンの機能を果たします。
グラファイトパッキンの素材は黒鉛なので、鉛筆と同じように使用に伴い摩耗していきます。
冒頭の写真のように六角ナットの締め込みしろがなくなった時が、グラファイトパッキンの摩耗限界、つまり部品の寿命です。
コールマン社ではジェネレーターごとの交換を推奨していますが、ご存じのように新品ジェネレーターの入手は価格も含め困難になりつつあります。
しかしながら、グラファイトパッキンの再充填をすれば再生可能なケースも多く、ショップにも多くのお問い合わせをいただきます。
グラファイトパッキンの再充填を行うと、下の写真のように六角ナットの締め込みしろをオリジナルと同じ状態に戻すことが可能です。
今回ご依頼いただいたユーザー様のケースも、黒レバー基部の六角ナットを締めてもガソリン漏れが止まらないとのことでした。
六角ナットの締め込みしろが全くない状態の個体は、オークション等でよく見ますので、入手される際は注視すべきポイントです。
グラファイトパッキンの再充填はDIYで行うこともできると思いますが、ある程度の手先の器用さが必要かと思います。
グラファイトパッキンの再充填については、以下のページをご覧になってみてください。
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今回のように部品に破損等がなく、グラファイトパッキンの再充填のみであれば、工賃5,000円(税込、送料別)でお請けしています。
お困りの際はご依頼いただければと思います。